闇夜

松文館裁判控訴審の判決がまたも有罪となり残念です。
これで出版社の自主規制は強化されてしまうのでしょうね。
「弁護士山口貴士大いに語る」(http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2005/06/post_1028.html)に判決内容が書かれています。

TAKAPAPAさんの「ねこまたぎ通信」(id:takapapa:20050616:p2)の
「当たり前の性欲を持つ人たちが,助平な気分になりたい時に読んだりする本」
という意見には同意します。
清廉な裁判官様にはエロ漫画は性的欲求を満足させることが出来ないただの猥雑な漫画と言う事なのでしょうか。

id:nevarさんの「じりじりと綴る変な日記」(id:nevar:20050616)の
「見た目がやばいだろうと思うエロ漫画は摘発すべきである!」
という意見に私は概ね賛成なのですがしかしどこまでが良くてどこまでが悪いという判断を誰が下すのかと言う問題があります。
これは何が猥褻であって何が猥褻ではないかという問題と同じものであると思います。
個人的趣味に合わないから排除するというのでは目に付いたものを槍玉に挙げている松文館事件と同類になってしまうと思います。

幻導機さんの「げんさんち。」(http://g1234.blog12.fc2.com/blog-entry-118.html)の
「劣情をそそるものを全部削ぎ落としたいんだったらね、女性って存在をこの世から無くさない限り終わらない」
という意見には大きく頷きます。
人間には性器があって性欲があるので視覚刺激で興奮する男性が女性の裸体を見たいと思うのは当然なのです。
猥褻として取り締まるのは人間の欲求を否定するものかもしれませんね。

MALさんの「MAL Antenna」(http://mal.cocolog-nifty.com/antena/2005/06/post_83e7.html)の
「こんな不当な裁判がまかり通るようでは、今後私たちは警察にも司法にもまったく信頼を置くことが出来なくなります」
という意見に賛同します。
なぜ逮捕されたのか?なぜ起訴されたのか?
やはり代議士というのが効いているのでしょうか?

YOさんの「法的観点指摘義務」(http://www.sun9.info/blog/archives/2005/06/post_495.html)の
「罰金刑になって下馬評どおりという感じですね」
というのは大多数の人々が思う感想だと思います。
でも出版社へはかなの影響があるのではないでしょうか。
出版社の動向が心配です。

YASAKAさんの「日々草々」(http://hibisousou.blog9.fc2.com/blog-entry-155.html)の
「「大人免許」でも発行しないといけないという状態になるのかもしれない」
という規制が強化された社会になってしまうのは嫌ですね。
警察の権限が強化され続ける状況になってしまっては息苦しい社会になってしまいます。
不当なものは不当だと発言しなければならないですね。

まえともさんの「天邪鬼の独り言」(http://amanojakuhitorigoto.seesaa.net/article/4397346.html)の
「「基準」は何だろう? という根本的な疑問が浮かぶんですよね」
という疑問は確かにありますね。
昔はヘアヌードなんて発禁処分だったのに今では写真集でヘアヌードは当たり前ですよね。
規制する明確な規則が無いものを違反として取り締まるのはおかしいと思います。